若手座談会 若手社員5名が語る
良品計画で働くわけ

良品計画には入社後3年目には店長として活躍する人材を醸成する「3年目店長プロジェクト」という育成プログラムがあります。2019年から実施されており、このプログラムに参画した若手社員5名による座談会を開催。入社の決め手から社内の雰囲気まで、働く場としての良品計画について語り合いました。

MEMBER

  • 竹内 祐稀

    竹内 祐稀(2021年入社)無印良品セントシティ北九州 社員

  • 藤崎 央佳

    藤崎 央佳(2020年入社)無印良品イオンスタイル河辺 店長代行

  • 冨沢 友貴奈

    冨沢 友貴奈(2019年入社)無印良品アリオ上田 店長

  • 大﨑 駿

    大﨑 駿(2020年入社)無印良品させぼ五番街 店長代行

  • 原賀 喜大

    原賀 喜大(2019年入社)無印良品ビーンズ戸田公園 店長

※組織名称は2021年9月1日時点のもので掲載しています。

TALK/01

良品計画に入社を決めたわけ

学生時代に学んでいたことも、経験していたことも異なる5人。どのような部分に引かれ、良品計画で働きたいと思うようになったのか。良品計画の社員となるまでの日々を振り返ってもらいました。

竹内
社員

私は大学時代にブランドのマーケティングを専門に学んでいました。良品計画はメッセージ性や強い心を持っている、芯がある企業だというイメージがあり、そこに魅力を感じていました。

大﨑
店長代行

僕も大学でマーケティングの勉強をしていて、就職活動を始めた当初はマーケティングに強い部署があるメーカーを受けていました。ちょうどその頃に『MUJIが生まれる「思考」と「言葉」』を読んで、良品計画の理念や思想に共感を覚えたんです。機能性や過剰な付加価値が一人歩きしているこの時代に、本当に必要なものを提供できる仕事がしたくなり、良品計画を選びました。

竹内
社員

企業理念のことでいえば、私は二次面接で「好きな街が問題を抱えていたら、どう解決しますか。」と質問されたことも大きかったです。当時は今ほど地域に根差した取り組みを行っているイメージが強くなかったものの、この質問から本気で地域貢献に取り組もうとしていることが伝わってきました。ちょうどまちづくりに興味を持ち始めていたこともあり、良品計画で働きたいと思うきっかけになりました。

原賀
店長

自分は暮らしや生活に寄り添う仕事がしたいと思い、生活雑貨を扱う小売業とハウスメーカーの二軸で就職活動をしていました。最終的には良品計画だけでなく、ハウスメーカーからも良いお話をいただけて、どちらに入社するべきかすごく悩みました。

冨沢
店長

それ、なんとも贅沢な悩みだね。

原賀
店長

いやぁ、もう本当に…。で、どちらの会社のほうが仕事で関わる人たちに寄り添えるかと考えていたときに、ふと街を見たらいろいろな人が無印良品の紙袋を持って歩いていたんです。その景色に「無印良品って、こんなにたくさんの人の近くにある存在なんだ」と気付かされたことが、入社の決め手になりました。

藤崎
店長代行

私は元々無印良品が好きだったということが、とにかく大きかったです。大学では写真を学んでいたので、最初は広告分野の会社に入ることを考えていました。でも在学中に無印良品でアルバイトをしたとき、とても働きやすい環境だと感じたんです。だんだん「もし良品計画に入れたら、自分は何をやりたいだろうか。」と想像するようになり、将来的に色々なことをできる可能性に気がつき、好きな環境で学んできたことを生かせるのなら、やっぱり良品計画で働きたいと思うようになりました。

冨沢
店長

実は、私も学生時代に無印良品でアルバイトをしていました。そこで見ていた先輩たちの姿から、自分のやりたいことに向かっていく意志をすごく感じられたのと、就職活動中に出会った採用担当の方に対して「こういう人になりたい、この人を追いかけたい」と思えたことが一番の決め手になりました。

藤崎
店長代行

働いている人の魅力というのは大きいですよね。私がアルバイトをしていた店舗の店長は話をしやすいだけでなく、みんなをまとめる力を持っていた方で、「もし社員になれたら、こういう店長になりたい」と感じていました。

原賀
店長

自分の中でも、良品計画で働く人の魅力は大きかったです。就職活動中、社員の方々に話を伺ったとき、真摯に話を聞いてくださったり、時間を割いて丁寧に対応してくださったりする姿に「こんな人たちがいる会社で自分も働きたい」と思いました。

冨沢
店長

面接という短い時間の中でも、就活生である私たち一人ひとりを、ちゃんと一人の人間として見てくれているのが感じられましたよね。無印良品の商品や店舗の雰囲気が好きというのが最初のきっかけだったものの、最終的には働いている人たちに惹かれて入社を決めたというのが、正直なところです。

TALK/02

若手社員のリアルな日々

店舗社員、店長代行、店長と、職位がそれぞれ異なる5名。彼らの成長と、キャリアパスの実現を支えているものは何か。若手社員のリアルな日々について、5人が語り合います。

大﨑
店長代行

入社して実際に店舗に立って思ったのが、「お客様」を主語とすることの多さ。良品計画がお客様の視点で店舗づくりを行っていることは知っていたものの、本当に現場にいる全員がお客様視点で動いているんだなということを肌で感じました。

原賀
店長

自分は入社前に想像していたよりも、幅広い世代の方々と接する機会が多いと感じましたね。取り扱う商品も幅広いので、これまで過ごしてきた二十数年では、とうてい補いきれない量の情報や経験が必要になるけれど、3年目となった今でも毎日学びがあるというのは、仕事をする上でのやりがいにもなっています。

竹内
社員

私は3年目に店長になるために求められる成長のスピードが、イメージしていたより速かった印象が強いです。生活雑貨の部門責任者になった今は、売場や商品の管理、社員としての業務、自分のスキルアップの3つを同時に成り立たせる難しさを感じているところです。

藤崎
店長代行

それ、私も悩みました!優先順位を立てて、どれから手をつけるべきかを常に頭の中に置きながら猛烈に日々を過ごしていた記憶があります。

原賀
店長

会社としても成長するスピードが速いから、そのスピードを自分の中に取り込んで、軌道に乗るまでは大変さがありますよね。

大﨑
店長代行

僕は入社直後、最初のインプットはしっかりできたのですが、部門責任者になったときにつまずいてしまったんです。もう、「分からないことが分からない」といった状態になっていましたね。

竹内
社員

そのとき、どうされました?

大﨑
店長代行

まず先輩のやり方を真似てみて、そこから自分なりのやり方を見つけようとしました。分からないことは分からないままにせずに、絶対に質問をするようにしていました。聞けば皆さんしっかりと教えてくれるので、それこそ先輩たちの経験や知恵を盗んでいこうという気持ちでいました。

藤崎
店長代行

先輩だけに限らず、知識と経験が豊富な店舗スタッフの方が配属先にたくさんいたので、私も分からないことがあったときは、いろいろな人とコミュニケーションを取るようにしていました。

大﨑
店長代行

このつまずきで、何事も自分一人では成り立たないという気づきを得られたのは、その後の成長にも大きくつながったと感じています。

原賀
店長

分からないことを自分の中でため込まないで、周りを頼るのは本当に大切。僕はアルバイトの学生からもらったアイデアで問題が解決したり、ベテランの店舗スタッフから「前の店長はこうやっていたよ」と教えてもらえたりしたことが、実際ありました。社員という立場を意識しすぎず、ときには頼ることも大切だと思います。そういうことを気兼ねなくできるのも、1年目の特権なのだから。

竹内
社員

ありがとうございます、もっと頼るようにします。でも立場の差がないフラットな環境だというのも入社して感じたことでした。「入社1年目のくせに」というようなことを全く言われないですし、自分が今後やりたい業務について上司と気軽に話せるのは、新しいことに挑戦しやすい環境だなと感じますね。

藤崎
店長代行

つい最近行われた研修では、提出した研修報告書をもとにした面談も行われ、ブロックマネージャーとも話しました。店長以外の上司にも今後の希望について伝えられたのは、個人的にもありがたかったです。

冨沢
店長

研修の際に度々面談は実施しますよね。この面談が客観的に自分を振り返る良いタイミングになっていたのを覚えています。あと人事との面談にしても「本音はどうですか」と聞いてくれるので、自分の考えを率直に伝えやすいと私は感じます。

大﨑
店長代行

僕は同期の中で早く店長になるという目標を実現するために、ブロックマネージャーにお願いをして前期から毎週1 on 1ミーティングを開いてもらっています。このミーティングが自分のスキルを磨くだけでなく、悩みやキャリアについても相談できる場にもなっていて、大きなサポートになっています。

原賀
店長

違う企業で働いている友人と仕事の話をすると、役職や年齢が異なる方々とここまで話ができる機会があるのは、決して当たり前のことではないのだと感じます。あらゆることをフランクに話せる風土というのは、自分たちも引き継いでいきたいですよね。

TALK/03

成長を感じた瞬間

成長するスピードは、一人ひとり異なるもの。これまでの月日を振り返ったとき、自身の成長を感じられた瞬間はいつだったのか。3年目の2人が後輩たちに伝えておきたいことも伺いました。

竹内
社員

私はまだ成長したと言い切れる段階にはいないのですが、論理的に考える力というのは以前よりも身についたように思います。学生の頃は感情に任せた話し方をしてしまいがちだったのですが、内定者期間に行った課題を通して、体系立てて物事を考えられるようになりました。売場や売上のことを考えるようになった今、身についた思考が自然と出るようになったのを感じています。

藤崎
店長代行

私は店舗での立場が上になるにつれて、自分の考えを言葉にして伝える力が身についていきました。店長代行となり、お客様や売場のことだけでなく、スタッフの一人ひとりのことを考えるようになった今、以前より視野が広がったのを感じています。

大﨑
店長代行

僕も店長代行として異動をした1年目の後半でしたね。周りの意見を取り入れながら、自分の考えを持てるようになったり、自分なりの判断軸がだんだんと形成されていくのを実感できたタイミングでした。

冨沢
店長

なんか3人とも、すごくしっかりしている!

原賀
店長

うん、話から熱意が伝わってくる。

冨沢
店長

私が成長を実感できたのは2年目の夏、店長代行になったときでした。それまでは店舗社員として言われた仕事をやるのが当たり前になってしまっていて、正直そこまで店長代行になりたいという思いがなかった。でも着任のタイミングで「自分のやりたいことをやる」とマインドチェンジをしたところ、マネジメント業務に面白さを感じられるようになったんです。これは今までの社員人生の中で体験した、大きな出来事のひとつですね。

原賀
店長

自分は正直、具体的なタイミングは思い浮かばないけれど、スタッフの方に頼ってもらえたときに成長できていると思えたかな。店長として社外の方とやりとりをする機会が増えて、藤崎さんが話していたような視野の広がりも感じたけど、幅広い世代のお客様のことを考える中で、自分のこれまでを思い返すことが何度もあったんです。過去の自分が持っていた感覚を忘れないでいることも、実は大切なのではないかと感じています。

藤崎
店長代行

店長になる前に、もっとやっておけば良かったと思ったことはありますか。

大﨑
店長代行

それ、僕も聞きたいです。

原賀
店長

僕は店長になったとき、店長代行とは業務内容が全然違うことを実感しました。

冨沢
店長

うん、それは私も感じた。

原賀
店長

それまでは部門単位だった業務が、店舗全体、ブロック全体、エリア全体と広がっていくし、数値管理にしても桁が急に大きくなる。最初は規模を実感しにくかったりもするので、店長がやっている業務をのぞかせてもらったり、仕事を奪うくらいの勢いで教えてもらったり、とにかく少しでも店長業務に触れておくと良いと思います。

冨沢
店長

あと人を巻き込む力が、とにかく店長には必要。自分の店舗ビジョンに付いてきてくれる人が一人でも二人でもいればどんどん軌道に乗るけれど、そうでないと自分だけで走る形になってしまう。私は1年目に配属された店舗で、色々な人のありとあらゆる考えを耳にしながら、なぜそこに至ったのかを背景まで含めて理解する習慣をつけていたおかげで「こう伝えたら、こう捉えてもらえる」とイメージする力が養われました。店長として考えを発信する側に立った3年目の今、この力がとても役立っているので、3人にはさまざまな考えとその背景に、できるだけ多く触れておいてほしいです。

TALK/04

未来の仲間に向けたメッセージ

第二創業を迎え、変革期を迎えた良品計画。若手である5人から見て、働く場はどのように変化しているのか。未来の働く仲間になる方々への、メッセージを伺いました。

冨沢
店長

第二創業になるタイミングで、会長の金井さんが「従業員ではなく創業員と呼びます」と言っていたことが、私はすごく印象的でした。学生時代にアルバイトをしていた頃は、従業員として与えられた仕事をいかに一生懸命できるかを求められていましたが、今は学生のアルバイトも創業員として捉えているところがある。それぞれの意志や得意分野を生かしながら、みんなで動き出すのが第二創業だと思うので、よりやりたいことを実現できるタイミングだと感じています。

大﨑
店長代行

地域に根ざした個店としての姿も、第二創業の中で重視されていますよね。今は地域でどのように役立てるかを考えるきっかけが与えられていて、これから店舗の全員で取り組んでいく段階にあると思うのですが、社会により良いインパクトを与えられる無印良品へと変化しているのを日々、実感しています。

原賀
店長

会社としても、良い意味で完成されていない、発展途上な部分が多かったりもする。これから良品計画で働く人たちと一緒につくり上げていく部分がたくさんあるし、変革の中でいろいろなことを経験できる時期に入っていると感じます。

藤崎
店長代行

年齢や社歴に関係なく自分の意見を言いやすい、かつやりたいことを実現しやすい時期となっていると私も思います。それこそ、これから入社する人も自分の考えていることを声に出しやすい環境があるなと感じます。

竹内
社員

変に萎縮することなく、さまざまことに挑戦できる風土がありますよね。良品計画の中から組織や人を見たとき、みんな個性は強いのに変に着飾らず、ありのままの人間として働いていると感じることが度々あります。第二創業でやろうとしていることも、そういったところに行き着くのかなと思っていたりもします。

大﨑
店長代行

そういえば良品計画の入社面接を受けたとき、僕自身や僕の個性を見られているように感じました。

藤崎
店長代行

確かにそうでした。私、就職活動中に受けた初めての面接が、良品計画の面接だったんですよ。絶対に緊張して頭の中が真っ白になると思っていたのに、自分の考えを言葉にしやすい面接だったのをすごく覚えています。

竹内
社員

私も同感です。エントリーシートに書いた内容以外のことをたくさん質問されたので、準備や予習をしようがなかったんですよね。でも変に考えすぎず、肩の力を抜いて挑めたのは良かったなと思います。

冨沢
店長

面接の記憶、私はもうおぼろですね…。

原賀
店長

僕も内容までは覚えていないものの、面接をしてくださった方々の年齢が幅広かったのは印象的でしたね。

大﨑
店長代行

僕のときもそうでした。

原賀
店長

もしご縁がなかったとしても、たくさんの視点で見ていただいた上での結果だから、自分でも納得できるだろうなと感じたことを覚えています。僕は良品計画でしか社会人として働いた経験がないのですが、人で選んでくれる会社は、その人の強みも弱みも生かせる会社だと考えています。もし良品計画でやりたいことや、良品計画の取り組みで気になるものが一つでもあったら、応募してみてほしいです。僕自身、そういう人と一緒に働きたいです。

冨沢
店長

人と人のつながりを大切にしていて、全国に店舗がある、いうなれば全国に知り合いがいるような楽しさを感じられるのも、良品計画ならではの魅力だと思いますね。人とつながりにくいご時世ですが、人とつながることが好きな人、つながりを築くことにやりがいを持てる人は、ぜひ応募してほしいですし、私ともつながってくださいという気持ちでいます。