ルールや慣例にとらわれず、広い視点で本質を見抜いていきたい
営業本部販売部東海エリア エリアマネージャー
M.A(2008年入社)
2008年4月に入社し、無印良品 くずはモールに配属。無印良品 コトモール奈良、無印良品 イオンモールKYOTOにて勤務後、2011年2月に無印良品 福井西武に店長として着任。以後6店舗で店長として勤務し、2020年からは無印良品 港南台バーズの立ち上げに副店長として携わり、2021年からは同店にて店長として勤務。2022年9月より現職。
現在担当している仕事について
東海エリアでエリアマネージャーを担当しています。良品計画では、お客さまが買い物をしやすい環境を整えるため、各店舗の自律運営をサポートするブロックマネージャーがいますが、彼らをフォローしつつ、店舗運営の精度を高めていくことが、エリアマネージャーの役割です。例えば、適切な量の商品が店頭に陳列されていない場合、店舗オペレーション、シフトコントロール、在庫精度、物流、生産計画など、必ずどこかに原因があります。その課題の本質を捉え、本部と連携しながら解決していく。そうした業務に日々あたっています。 もうひとつの仕事として、エリア内における新規店舗の開発があります。生活を支える拠点として店舗が必要とされている地域としても、新たに出店するにはいくつかのステップを踏まなければなりません。候補地を探し、開発事業者と連携しながら、場所を選定していく。本部とともに採算性を検討し、適切な規模感の店舗を設計していく。このような一連の業務も、エリアマネージャーの重要な役割になります。
日々の仕事に向き合う姿勢として心がけていることは?
ゼロベースで思考することです。担当エリアの店舗では、日々さまざまな課題が生じます。それらをクリアし、ゴールに導くためには、私自身が“あるべき店舗の姿”を描き、そこに対する障壁を分析しなければなりません。複雑なものごとを一度シンプルに整理し、本質を見抜きながら解決にあたる。そうした思考を大切にしています。 特に注意しているのは、自分たちの常識にとらわれないことです。“会社の当たり前”が“世間の当たり前”だとは限りません。既存のルールや慣例に縛られていると、日々変化する社会の価値観との間にズレが生じてしまいます。お客さまに評価されてきた“無印良品らしさ”は受け継ぎつつも、多様な価値観をもつお客さまへの対応、スタッフのワークライフバランス、デジタル化による利便性向上、地球環境への配慮など、幅広い視点で物事を見つめなければ、最終的なゴールであるお客さまが買い物をしやすい環境を実現できないでしょう。既成概念にとらわれず、新しいアイデアを発信する力は、現在の良品計画が重視しているものでもあります。店舗スタッフであってもマネージャーであっても、そうした思考を備える人材が求められていると思います。
あなたにとって、良品計画で働く理由とは?
良品計画には、小売業の枠を超えた多種多様な事業に挑む風土、そこに対して積極的に手を挙げる社員、「生活者の暮らしと地域や社会を良くしたい」と全員が共有する理念があります。私は約14年間、店舗での業務を担当してきましたが、そうした魅力を現場レベルで体感してきました。 印象的だったのは、無印良品 港南台バーズの立ち上げです。“食の大型旗艦店”として、それまで通常の店舗では扱っていなかった生鮮食品や日配品を提供するという関東では初となる試みに、副店長として携わりました。スーパーマーケット事業者である他社との協業だったため、コンセプト設計からレイアウト、細かな業務の分担まで、外部や関連部署の方々と共有しながら進めなければならず、これまでの店舗経験とはまったく異なる経験でした。また、横浜市と包括連携協定を締結し、地域課題の解決にもアプローチするなど、地域への土着化に向けたチャレンジでもありました。このとき、社外のさまざまな人やモノにふれたことで “ゼロベースで思考する力”が育まれたとともに、改めて良品計画の理念の確かさも実感できました。
自分を商品に例えたら、
「短冊型メモ 4コマ」です。
4つのコマが描かれたメモ用紙で、チェックリストや資料の下書き、4コママンガなど、さまざまな用途に使えます。4コマしかない中でオチまで描ききるコンセプト。それが限られた条件の中で物事を整理し、ゴールに向かっていくことが好きな自分の思考法と似ていると感じました。