社員インタビュー

入社3年目で商品開発へ。地球を良くするものづくりに挑戦しています

生活雑貨部 H&B担当
Y.K(2019年新卒入社)の写真

生活雑貨部 H&B担当
Y.K(2019年新卒入社)

2019年4月に入社し、無印良品 エルミこうのすに配属。無印良品 イオンモール春日部を経て、2020年9月に無印良品 イオンモールとなみで店長に就任。2021年9月に生活雑貨部H&B担当に異動。

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現在担当している仕事について

本部の生活雑貨部に所属し、ヘルス&ビューティー関連の商品を企画・開発しています。主な担当商品は、フレグランス、ヘアケアやボディケアです。コンセプトの立案から、原材料の調査、お取引先様の選定、デザイン、ネーミング、価格設定、販売促進まで、ひとつの商品のさまざまなプロセスに携わります。無印の商品開発は、根本的なコンセプトを決めることから始まります。最初は「地球を救う」という大きなテーマから出発し、貧困や教育、環境破壊など、世の中に存在する障壁を考えてアプローチすべき課題を設定し、それを商品コンセプトに落とし込んでいきます。例えば、「日本社会にあふれるストレス」を解決するため、リラックス効果のある香りを取り入れたボディケアを開発するようなイメージです。ヘルス&ビューティーには4人の商品開発担当がおり、1シーズンで150種ほどの商品を生み出していきます。みんなで意見を交わしながらアイデアを改良していくのですが、コンセプトを決めるミーティングでは緊張感が非常に高く、真剣そのものです。その後、各チームで計画を進める段階になると、各々の意見が飛び交う、和やかなムードに変わります。自分の裁量が大きく、「やってみよう」というポジティブな考えを持つ人が多いため、若手でもやりがいを持って仕事ができます。

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入社して成長できたと感じられる点は?

入社後、2年目に店長に就任、3年目に本部に異動し、現在の担当になっています。良品計画には半期に一度、全従業員がキャリアプランを提出する「キャリア宣言」があります。私は毎年、「3〜5年後にはヘルス&ビューティーの商品開発に携わりたい」と書いていたのですが、その希望が早く叶った形です。店舗での経験が商品開発で役立っていることは、たくさんあります。そのひとつが、自分の軸を持つことの大切さです。商品開発は、お取引先様やデザイナー、現場スタッフなど、多くのプロフェッショナルと関わりながら進めていく仕事です。自分の意志や判断基準をうまく伝えられなければ、周囲の協力を得られず、良い商品は生まれません。こうしたコミュニケーションの力は、店長としてスタッフと日々会話する中で育まれました。一方、早い段階で本部に異動できたことも、自分の中で大きかったです。異動当初は、新しい仕事をゼロから学ばなければならず、プロの方々の専門知識についていけないこともありました。しかしそれは、若手のうちに最前線のノウハウを吸収し、成長につなげられているということです。もし自分の中に希望の職種があるのであれば、なるべく早くチャレンジしたほうがよいのではないでしょうか。

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仕事を通してお客さま・社会に対して役立てたと感じることは?

店舗にいた頃、お客さまから洗濯ネットについて問い合わせをいただき、わからないことや悩みを細かく伺って、「うまく対話ができた」と実感した瞬間がありました。後日、そのお客さまが来店され、「親身になって丁寧に話を聞いてくれ、良い買い物ができてうれしかった」という言葉をいただき、「これが役に立つということか」と実感したのを鮮明に覚えています。商品開発にたずさわるようになって直接お客さまと接することは減りましたが、実はインターネットで担当した商品を検索し、ポジティブな評価を見てモチベーションにつなげています。店頭でお客さまが商品を手に取ってくださるのを見るだけでも、買い物を楽しんでくれているのだと、うれしい気持ちになります。今後は、社会全体の役に立つ商品を開発していきたいです。環境に配慮した素材を使用するなど、当たり前のことは前提にしながら、ひとつの商品が生産地の産業や文化に貢献するようなサイクルを生み出すイメージです。例えば、貧困地域の原材料を使用し、売り上げの一部で学校を建てるような商品企画も可能なはず。こうした広い視点のものづくりに真剣に取り組めるのは、良品計画で働いているからこそと感謝しています。

ラタンスティックの写真

自分を商品に例えたら、
「ラタンスティック」です。

ルームフレグランスの商品で、フレグランスオイルの中に挿すと、スティックがオイルを吸い上げて香りを放ってくれます。ラタンスティックは、しっかりと中身がつまっていないと香りをうまく吸い上げてくれません。自分自身が軸を持ったうえで、心地よい空間を周囲に提供する。そんな特徴が自分とマッチすると思いました。

※掲載内容は取材当時のものです

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