社員インタビュー

日々変化する状況の中で、
愛される定番品を作る喜びがある

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生産部 服飾雑貨・靴バッグDP課 課長
S.T(2022年入社)

2007年3月大学卒業後、商社で9年勤務。2015年3月からセレクトショップの生産として8年勤務、2022年12月に良品計画に入社。

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「感じ良い暮らし」を実現するモノづくりの姿勢に共感

もともと商社で、百貨店などに向けたOEMの企画営業を担当していました。その後、2015年3月からセレクトショップの生産部門に移り、8年間にわたって商流や品質の整備と直貿の商流開拓を行いました。コロナ禍に入ってこれまでのキャリアを見直すようになり、より高い視座で新しい領域に挑戦したいと考え、グローバル展開企業を探していた時に出会ったのが良品計画です。 当時、良品計画は第二創業を打ち出した時期。定番品の創出やESGの観点など、会社のモノづくりに対するスタンスや、衣食住を網羅している製造小売業としてグローバルに展開し今後も店舗や売上拡大を目指す指針に可能性を感じました。また、生産部を内製化に向けていくことに参画したいと思い2022年12月に良品計画に入社しました。 私が良品計画に入社した理由の一つは、企業の理念である「感じ良い暮らし」を実現するためのモノづくりの考え方に共感したことでした。特に生産部門では内製化を加速させ、商品の品質と効率を追求しながらサステナビリティを重視した取り組みを進めていく点に魅力を感じ、私もそのプロセスに参加したいと思いました。また、衣食住を網羅する製造小売業としてグローバルに展開し続ける指針にも魅力を感じたのも、入社を決めた理由です。

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幅広いアイテムの内製化をチームリーダーとして率いる

私が所属する生産部は、衣服雑貨と生活雑貨の二つに分かれており、衣服雑貨には私が担当する服飾雑貨・靴バッグのほかアパレル布帛やインナーなどのチームがあり、生活雑貨はステーショナリーやファブリック、ヘルス&ビューティーなどがあります。また、生産部全体を統括する戦略室と海外品質管理のチームが存在し、海外拠点としてMGS(MUJI GLOBAL SOURCING)がベトナムにあり、2024年9月にはインド、インドネシア、カンボジアにも拠点を広げる予定です。 私は服飾雑貨・靴バッグDP課の課長を務めており、現在14名のメンバーを率いています。チームメンバーは生産MD、開発担当、SCM担当、資材、QC、QAなどで構成されており、今後も内製化を進める中で組織や役割が進化していく予定です。 幅広い商品カテゴリーにおいて、生産計画の立案から実行まで一貫して関与できることが仕事の醍醐味。アイテムはバッグだけでもファッションバッグだけでなく、エコバッグ、当社のシグネチャーともいわれるキャリーケースまであります。商品部のMDが計画を立て、デザイナーが考案したデザインや使用素材のイメージを具体化するのが我々生産部の役割。原材料の選定から供給チェーンの最適化、製造プロセスの改善など、スムースなプロダクト化を推進しています。

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工場と一番近い距離で商品開発の指揮をとる

これまでで大変だった業務は、商品不備の対応です。状況確認や店舗への対応・指針の決定、方法のアナウンスなどを行うのですが、グローバル展開のため、店舗から関連部署、外部工場、検品会社、検査機関など、多方面と調整を行わねばなりません。もちろんこれらはスピード感も求められたため、当時は相当苦労をした記憶があります。不備に対して同じことが起きないよう、原因の分析と改良策を定めることも重要です。こうした経験で安心・安全に商品を提供する意識がより高まり、日々の業務でも危機意識が高まりました。 生産パートナーである工場は国外にもあるため、私たちは彼らと一番近い位置にいる立場として、ある程度文化やバックグラウンドの理解が必要ですし、各国の法規制や貿易摩擦、時には有事も想定しながらプロジェクトを進行する必要があります。プロセスの中でさまざまな壁や課題に直面することも多いですが、工場と連携しながら目標ラインに到達するまで解決策を出し合い、商品としてローンチされるのは嬉しい瞬間のひとつです。お客さまやお店からの反響があると、モノづくりをしていて良かったと実感します。

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多様な専門性を持つメンバーと「究極の定番品」を作りたい

これまで、急速なスピードで組織を拡大しながら新しいプロセスを構築していくという貴重な経験をさせていただきました。良品計画は、歴史ある大きな会社のイメージがあると思いますが、ベンチャー企業並みにハングリー精神にあふれる職場だと思います。会社の方針と部門政策に応じた目標や内容であれば、新しい取り組みや発案、プロジェクトを立ち上げて任せてもらえる環境があり、それぞれ専門性に長けた方々が集まっているため、切磋琢磨できる環境があります。 私たちが作るのは流行品ではなく「究極の定番品」。私自身も、さまざまな得意分野をもつメンバーと切磋琢磨し、最強の組織をつくって行く楽しさを日々感じています。これからも持続可能な社会を実現するために、環境負荷の低減やエシカルな生産方法の導入など、新たなチャレンジを続けていきたいと考えています。今後も自動化、ロボット、AIなどでスマートファクトリー化を推進し、生産性の向上と安定した品質管理体制に取り組んでいきたいですね。

わたしのポリシー

いい仕事は、いい信頼関係から。

私の役割は、会社の方針を現場につなぐ架け橋として、より伝わりやすい表現でその想いをメンバーに落とし込み、チーム全体を導くこと。その上で最も大切にしているのは、チームメンバーとの信頼関係です。チームリーダーとして「この人にならついていきたい」と思える自身のアクションと、メンバーにも「任せられる、任せる」ことのできる関係性を築くことが重要と考えております。そのため業務連絡や調整も画面上・システム上だけでなく、できる限り直接顔を合わせて行うように心がけています。

※掲載内容は取材当時のものです

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