社員インタビュー

物流の視点から、企業の効率化を支える存在を目指して

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流通推進部 配送課
Y.Y(2021年入社)

大学卒業後、食品卸企業に就職。自社物流倉庫の改築プロジェクトに関わったことをきっかけに物流系のコンサルティング会社に転職、物流コストの削減や物流スキームの構築に携わる。2021年に良品計画に入社し、流通推進部に配属。配送課に所属し、主に店舗向け配送ネットワークの構築や最適化を担当。

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苦い経験が物流を学ぶきっかけに、そして良品計画での新たな挑戦へ

新卒で入社したのは、食品卸の企業。特に物流業界への関心はなかったのですが、入社後に自社の物流倉庫の改築プロジェクトが立ち上がり、プロジェクトメンバーとして参加することになったのですが、残念ながら私はそのプロジェクトで思うようなパフォーマンスを発揮できず、非常に悔しい思いをしました。しかし、その苦い経験がきっかけとなり、物流について学びたい、正しい知識を身につけたいと思うようになりました。 その後、二社目に物流コンサルティング企業に転職。コンサルタントとして荷主企業の物流コスト削減と効率的な運用スキーム構築に取り組む中で、自社の商品を持つ企業の物流担当として当事者としての責任を持ちたいという思いが強くなりました。転職先を探す中で、強いブランド力を持つ良品計画と出会い、意識するようになりました。妻はもともと小売業で働いており、その大変さを知っている分、当初は転職に反対していました。しかし、新しい環境で挑戦したいという私の思いを尊重し、背中を押してくれました。今でも良き理解者として、日々サポートしてくれています。

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商品を売り場まで届けるスキームの最適化がミッション

私たち流通推進部の役割は、国内外で生産された無印良品の商品を、店舗の売り場まで安定的に届けつづけること。良品計画における物流オペレーションを強固に、揺るぎないものにすることが重要なミッションとなります。その中で私の担当は、商品を国内店舗へ配送する、一連のスキームを最適化すること。自社で契約している在庫センターで商品をピッキングし、配送会社へ引き渡し、配送センターを経由して、店舗へと商品が納品される。その一連の流れを俯瞰し、作業内容や費用に無駄がないかを検証し改善していきます。特に重要となるのが、いかに品質を損なわず、コストを圧縮できるかということ。納品スキームの見直しのほか、配送会社との価格を含む交渉なども私たちの重要な役割です。 在庫センターでのオペレーションの流れや集荷を行う業者との連携はもちろん、部署を越えてさまざまな担当者と連携する必要があります。良品計画という大きな企業の物流の全体像を把握し、その上で改善提案を行うため、前職の時のような「点でしか状況を把握できないもどかしさ」はなく、実態に即した改善ができている手応えがあります。それが日々のやりがいにもつながっていますね。

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前職の知見を強みにしながら、良品計画特有の課題に向き合う

前職の物流コンサルティング会社では、荷主企業のために物流会社の再選定を多く手がけていました。この経験が、良品計画でも役立っていると感じます。そのことを強く実感した案件が、西日本エリアの配送会社選定に際しての要件定義書(RFP)の作成です。RFPの作成は、自社の配送業務全体を把握していないと要件漏れが発生し、選定後の打ち合わせでトラブルになることがあります。そのため、西日本の販売物流課のメンバーや委託先の物流会社(3PL)と密に連携し、頻繁に現場を訪れてヒアリングを行いました。また、配送会社の選定時の試算・検証法についても前職の知識を活かし、新しい委託会社の稼働開始時には部内メンバーと協力してスムーズな立ち上げが実現できたと思います。 一方で、大変だった業務は、社内での各部門や担当者の意見を取りまとめることです。前職では、荷主の物流部門と合意した目的や手法を基に業務を進めるため、大きな変更はほとんどありませんでした。しかし、良品計画では部門や担当者ごとで異なる意見を調整し、共通の目標に向けてプロジェクトを推進する必要がありました。入社したばかりの私には、部門横断的な仕組みやシステムについての知識が不足しており、取りまとめることに非常に苦労しました。それでも各部門とのコミュニケーションを重ね、知識のギャップを埋める努力を続けることで、乗り越えることができました。

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物流の視点から、より良い良品計画づくりを後押し

現在、良品計画での物流変革を行うプロジェクトの一員としても取り組んでおり、特に国内の店舗配送における、より良いスキームの構築に注力しています。まずは配送拠点の見直しから始め、物流センター(TC)の再配置や整理を、配送会社の提案だけでなく社内の視点からも検討し、コストカットと合理化を目指します。効率的な物流ネットワークを構築し、物流の視点から企業の効率化を図るとともに、お客さまへのサービス向上を後押ししたいと考えています。 所属する流通推進部で働くことは非常に刺激的で、物流のスペシャリストたちから日々多くを学んでいます。フラットに考えられる柔軟な思考を持った方であれば、多くのことを吸収し、成長できる環境です。単に言われたことをこなすだけでなく、「なぜこの業務を行うのか」「もっと効率的にできないか」「効率化はどの程度できるか」などを考え、実行に移すことで、他社にはないような成長を実現できるのではないでしょうか。私自身、これからも物流の効率化と品質向上を目指して、引き続き尽力していきたいと考えています。

わたしのポリシー

「数字で語れないのは、理解していないのと同じ」

座右の銘というわけではないですが、前職から大切にしている言葉があります。それは「数値で語れないのは、理解していないのと同じ」というもの。物流は、数値が明確でなければ管理できません。車両手配における費用やトラックのサイズごとの積載容量の把握など、数値を抑えていなければ、委託会社からの価格改定に対する検証もできません。もちろん適正なものであれば取り入れますが、検討材料としてロジックを持つことが重要だと考えています。この姿勢を今も日々意識しながら業務に取り組んでいます。

※掲載内容は取材当時のものです

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