社員インタビュー

子育てと仕事を両立させるために地域社員に。その地域に長く貢献することで、見えてくるものがある。

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営業本部 販売部 兵庫エリア 兵庫東ブロック ブロックマネージャー
R.O(2016年中途入社)

大阪府出身。飲食店でのアルバイト経験を経て、2009年より「無印良品 イオンモール伊丹」に店舗スタッフ(アルバイト)として働きはじめる。2011年にパートナー社員(アルバイトよりも週の契約時間が長い雇用形態)として東京に異動した後に出産。2016年に地域社員に昇格し、実家のある大阪に戻る。2020年に「無印良品 つかしん」で店長に就任。2022年より、関西圏でブロックマネージャーを務めている。

2度の産休・育休を取得。このまま働き続けたい

専門学校を卒業して、居酒屋やホテルのレストランで接客のアルバイトをしていました。ただ、夜遅くまで営業している職場が多かったので、昼間に働ける職場に移ろうと、「無印良品 イオンモール伊丹」でアルバイトをはじめたのです。商売や小売業の面白さに気づいたのが、このときです。食品売場に配属され、商品の配置や設置する角度など、ディスプレイに工夫を凝らしました。自分の創意工夫にお客さまが反応してくれるのが楽しくなって、のめり込んでいったのです。店長から「売場づくりが上手だね」と言われたことはよく覚えています。
アルバイトを2年間経験した後、プライベートの理由で東京への引っ越しを考えました。店長に異動を相談したところ、「パートナー社員に雇用形態を変更すれば異動ができる」と聞いて、改めて選考を受けてパートナー社員に。東京に引っ越して子どもを出産し、2度の産休・育休を取得しました。休職からの復職時は周りの社員に助けてもらって、「良品計画は温かい会社。このまま働き続けたい」と感じていました。

生まれ故郷の大阪に戻り、子育てと仕事を両立させるために地域社員に

2016年に大阪に戻ることになり、登用に必要な選考を受けて、パートナー社員から地域社員になりました。地域社員として働けば、地域間の大きな異動がないので、落ち着いて子育てをしながら、仕事にも集中できるからです。加えて、アルバイト時代に大阪の店長や店舗スタッフに助けていただいたことに対して、恩返しをしたいという気持ちもありました。
難波の店舗にフロア責任者として勤務した後、2018年に「無印良品 アクタ西宮」に店長代行として異動。店長にアドバイスをもらいながら、店舗のリニューアルオープンを進めました。全面的な改装を行う大規模なもので、売場づくりやスタッフ教育など、ほぼゼロから手掛けました。売場づくりのアイデアを数多く提案して、60名のスタッフと形にしていきました。ここまで多くのスタッフを率いるのは初めてのことです。正直、不安は大きかったですが、事前準備を徹底し、スタッフとのコミュニケーションを密に行うことで、遅延なく進めることができました。2ヶ月にわたって全力を尽くして、無事にオープンできたのです。オープン後は、お客さまに「見違えるほどお店がキレイになった」「品揃えが豊富になって、買い物が楽しくなった」といった声を数多くいただいて、スタッフのみんなと喜び合いました。この経験は、大きな成功体験として、今でも自分の中で息づいています。

近隣店舗同士の協業を促進し、 新たな地域貢献を生み出す

そして、2020年に店長に就任し、1年半の期間を経て、ブロックマネージャーになりました。2022年9月より、兵庫東ブロックのブロックマネージャーとして、大阪府との県境に近いエリアで8店舗を統括しています。中堅規模の売上の店舗が多く、若手の店長が登用されているのが特徴です。 ブロックマネージャーとして、最もこだわっているのは、店舗同士のつながりを強化すること。一つひとつの店舗が自店の商圏に向き合うだけでなく、複数店舗で連携して助け合う取り組みを増やしています。連携によって他店を知ることで、自店の強みや役割がより明確になり、地域のお客さまに喜んでいただけると考えているからです。そのためには、店長同士のつながりを強化することが必要で、ブロックマネージャーとして様々な打ち手を行っています。たとえば、週1回の全体ミーティングでは、地域や自店の課題をディスカッションする時間を20分ほど設けています。また、一人ひとりの店長と個別に、一対一のミーティングを実施。困っていることを引き出して、ブロック全体で対応しています。たとえば、ある店舗の人員が足りない場合は、近隣からヘルプを出すことで負担を軽減しています。また、複数店舗が連携してイベントの告知を行うこともあります。 ブロック内での店舗連携には、様々な可能性を秘めています。たとえば、兵庫県川西市には、大規模な店舗と小規模な店舗があるのですが、お互いの強みを活かして連携することも可能です。また、距離的にも文化的にも近い「無印良品 キッピーモール三田」「無印良品 イオンモール神戸北」「エコール・リラ岡場」の3店舗でイベントを共催することで、より多くのお客さまに来店いただけるでしょう。店長が積極的に連携できるように、そして、新たな地域貢献の形を生み出せるように、ブロックマネージャーとしてできる限りの支援をしていきます。

長く地域に貢献する地域社員だからこそ、見えてくるものがある

地域のお客さまに求められるサービスを提供して、喜んでいただく。そのためには、地域社員の活躍は不可欠です。地域社員には長く働いている人も多く、土地勘やマーケットに対する理解度が強みになります。長く在籍する社員が多いのは、私が2人の子育てと仕事を両立できたように、ライフステージの変化にも対応しやすいからです。息長く地域に貢献することで、見えてくるものがあるはず。良品計画は使命として「地域貢献」を掲げていますが、その達成のためには欠かせません。
私自身は、地域社員の制度があったからこそ、不安や不自由なく、働きながら子育てを続けることができました。この働き方を選択できなければ、今のようなキャリアを歩むことはなかったですし、店長や多くのスタッフ、そして、地域のお客さまとの接点を持つこともできなかったと思います。会社に対しては感謝の気持ちしかありません。自分が地域への貢献を続けることによって、地域社員の活躍のフィールドを拡げることも、私自身がやるべきことのひとつだと感じています。

※掲載内容は取材当時のものです

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