ひとつでも多く何かを経験すること。その積み重ねが、どこかで自分を助けてくれます。 ひとつでも多く何かを経験すること。その積み重ねが、どこかで自分を助けてくれます。

取締役(兼)執行役員
西南アジア・オセアニア事業部 部長 山本 祐樹(1995年入社) 1995年11月入社。無印良品 三軒茶屋に配属後、1997年2月には無印良品 柏ステーションモールの店長として勤務。数店舗で店長を経験した後、2000年6月に販売部 北日本エリアマネージャーに就任。2006年2月にお客様室長(部長職)に着任。無印良品 有楽町店長、販売部長(国内担当)を経て、中国販社の部長、韓国販社の社長と海外に駐在。韓国時代の2014年9月より良品計画 執行役員、2015年5月からは取締役(兼)執行役員 西南アジア・オセアニア事業部 部長として勤務する。
山本 祐樹

すべての経験がいまにつながっている

 入社以来さまざまなことを経験させてもらいましたが、振り返ればそれぞれの部門で取り組んだ仕事、出会った人々すべてが、自分の視野を広げてくれたと感じています。
 なかでも、30代でお客様室長や、有楽町店という旗艦店の店長を務めた経験は、自分の中で大きな財産になっています。どちらもそれまでは50代の方が務めていたので、まわりからは「大丈夫か?」と思われたはず。ですが、もともと負けず嫌いということもあり、「若くてもできることを証明して、あとに続く人たちの道をつくります!」と宣言したんです。みんな驚いたと思いますが、言ったからにはやるしかないと頑張りました。その後赴任した上海では「店舗数を10店舗から100店舗に増やす!」、韓国では「売上高を10億円から100億円にする!」など、まず宣言する癖がついてしまって、大変な思いもしました(笑)。
 しかし、どのような環境でもなんとかやってこられたのは、それまでの経験という引き出しがあったから。状況に応じてそれらを組み合わせ、まわりのサポートを得ながら取り組んできた結果だと思います。そのときはあまり価値を感じなかった経験も、一歩ステージを上がったときに役立ったりするもので、仕事になにひとつ無駄な経験はないんだと改めて感じています。

社員紹介 イメージ
社員紹介 イメージ
山本 祐樹

世界中の人々のくらしに入り込む

 現在の業務は、直営国であるシンガポールやタイをはじめとする西南アジア、およびオセアニアの国々と、ライセンス国である中東やインドネシアなどで展開している事業のマネジメントです。現場や売上を管理監督すると同時に、取締役として投資効果といった経営視点からも事業を検討し、いかに拡大していくかを包括的に判断することが、私の役割です。
 西南アジアでは、「日本で人気があるお店だから」という理由でいらっしゃるお客様も多いのですが、本来重要なのは、商品の良さを実感いただき、日用品としてくらしに入り込むこと。そのために売場の環境を工夫したり、物流の構造を見直したりと、日々試行錯誤しています。
 実は日本も海外も、売れ筋の商品はほぼ一緒です。つまり、無印良品が自信を持って提案する商品は、世界中で受け入れられる可能性がある。だからこそ、どの国でも同じ買いやすさ、品揃え、サービスを提供できる体制を、できるだけ早く構築することを目指しています。

社員紹介 イメージ
社員紹介 イメージ

必要なのは、応用問題に対処する力

 私が店長などによく言うのは、「スコアボードを見る」ということ。ただ、がむしゃらに目の前のことをやるのではなくて、現時点で勝っているのか負けているのか、残り時間はどれくらいかといった状況を考えながら、目標にたどりつくための戦略を組み立てることが必要だからです。
 日本にいれば、自分が知らないことをカバーしてくれるスタッフがまわりにたくさんいますが、特に海外では、一人、二人しか日本人がいない状況で、現地メンバーを束ねるリーダーとして、すべての答えを自分で出さなければなりません。
 最近の学生の皆さんは、言葉の組み立て方は上手だし、英語などのスキルも上がっていると感じていますが、想定外の質問をされるとフリーズしてしまう人もいるようです。でも社会に出れば、計画外のことが起こるのは日常茶飯事で、応用問題のくり返し。そういったときの道しるべになるのが、自分が経験してきたことすべてなんです。ぜひ、できるだけ多くの経験をして、仕事の“基礎体力”を身につけていただけたらと考えています。

山本 祐樹
自分を商品に例えたら

ヌメ革シリーズ

使い込むほど味が出てきて、傷ができても個性になる、とても無印良品らしい商品です。複数国で奮闘している自分とも重なり、愛着を感じています。実は、社内の接客コンテストで認められた人だけもらえるネームホルダーもヌメ革製なんです。役員で持っているのは自分だけなので、それは少しだけ自慢です。

※掲載内容は取材当時のものです