生活者視点を持ったプロを目指しています 生活者視点を持ったプロを目指しています

食品部 ローカルMD担当 山田 達郎(2006年入社) 2006年4月入社。無印良品 岡山ロッツに配属後、大阪の店舗経験も経て、2008年2月に無印良品 ゆめタウン佐賀の店長に就任。その後は奈良、山梨、東京の店舗で店長、ブロック店長、部門マネージャーを歴任し、2014年9月に食品部 調味・飲料DB数値担当に配属。2015年2月からは食品部 ローカルMD担当として商品開発などを担当する。
※MD=Merchandising。商品の企画から店頭に並ぶまでの一連の業務。
※DB=Distribution。全社在庫の適正化をめざし、在庫コントロールを行う業務。
山田 達郎

半年で100アイテムを開発

 無印良品で販売している食品のうち、私が担当する菓子は約350品目。昨年は半年で約100アイテムを企画・開発しました。
 昨年発売した『ぽち菓子』というシリーズは、「子どもへのごほうびや、海外へのおみやげに気軽に配れるお菓子があったらいいな」というお客様の声をきっかけに開発した商品です。ネーミングは、気持ちと一緒にあげることを考えて、「ぽち袋」から取りました。さまざまなシーンで利用されることを想定し、最終的に50品のラインナップで発売しました。
 MDの仕事は商品の企画だけではなく、原料の調達や、生産・販売などの一連の計画を立てることにまで及びます。考えるべきことはたくさんあり大変ですが、お客様からの反応を楽しみに日々業務に励んでいます。

社員紹介 イメージ
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山田 達郎

セオリーにとらわれないのが、無印良品らしさ

 無印良品のお菓子の開発には、ふたつ特徴があります。ひとつは「引き算」。パッケージにしても、味付けにしても、普通は何かプラスしていくところを、逆にどんどん引いていく。たとえば、現在開発中の化学調味料不使用のスナックシリーズは、その名の通り、味付けに化学調味料を使っていません。メーカーさんには「味が出ないから難しいですよ」と言われたのですが、試作品を食べてみたら、しっかり素材の味が出ていておいしく感じられました。天然の素材を加工するだけで充分味わいが出ることがわかり、商品化を決定しています。
 もうひとつの特徴は、不揃いや切れ端といった「見た目の悪さを気にしない」こと。『不揃いバウム』という商品は、焼きムラがあったり、形がいびつなものも、おいしさには変わりがないと考えて、従来の検品基準を見直して廃棄量の削減を実現しました。
 このように、「ふつうならこう」というセオリーにとらわれないことが、無印良品らしい商品をつくるうえで大事なんじゃないかと思います。

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知らないからこそ、新しいことが見えてくる

 店舗から本部の食品部に来たときは、まるで「転職」といってもいいくらい異なった仕事に、最初は戸惑いました。でもいま振り返ると、わからないなりに自分で考えることに意味があった気がします。ずっと同じ部署にいると、最初から「こうするべき」とか、「普通ならこうする」と考えがちですが、そういった固定概念がなかったからこそ「こういうものがあったらいい」と素直に発想できたように思うんです。そういう意味で、私が目指しているのは、“生活者視点を持った、ものづくりのプロ”であること。部署異動はその人の新しい可能性を引き出してくれる大きなチャンスだと感じています。

山田 達郎
自分を商品に例えたら

大きいままの焼きチーズ

もともと一口サイズに切った商品があったのですが、工場で裁断前のシートを見つけたときに「このまま売ったらインパクトがあっておもしろそう。」という発想から商品化を提案しました。見た目は「なんじゃこりゃ?」。でも、味はいいんですよ。僕もぱっと見は頼りなく見えるかもしれませんが、意外に根はしっかりしているね…と言われることがあるので似ているのかなと感じています。また負けず嫌いで粘り強いところも、食べても食べてもなかなか減らないこのチーズに似ているかなって思います。

※掲載内容は取材当時のものです