海外の現場では、ゼネラリスト+スペシャリストの資質が求められます 海外の現場では、ゼネラリスト+スペシャリストの資質が求められます

欧米事業部 欧州担当 商品課長 吹野 三千男(2007年入社) 2007年4月に入社し、無印良品 池袋メトロポリタンプラザに配属。都内の複数店舗で経験を積み、2009年9月に無印良品 新所沢パルコの店長に就任。2011年2月には東アジア事業部 中国担当に着任し、海外勤務を経験する。その後フランス、スペインの駐在を経て、現在は欧州事業部 衣服・雑貨担当としてロンドンにて勤務中。
吹野 三千男

海外に出て、初めて気づいたこと

 2010年に社内の公募があり、希望して中国担当に就任しました。それまでの自分は、早く店長になりたい、店長になったら早く新店をオープンさせたい、と常に上へ上へと気持ちが向いていたのですが、さらに新しいことにチャレンジしたいと考えて、中国への応募を決めました。中国に移って気づいたのは、今までどれだけ周りの人たちに支えられていたかということでした。日本人の社員が少ない中国では、様々な問題を自分で対処しなくてはいけません。うまくいかないことも多々あり、自身の力不足を痛感しました。問題解決のため周囲の人たちに協力してもらう中で、「仕事というのは助け合いなんだな」という当たり前のことに改めて気がついたのです。 
 中国を経験し、日本の店舗に戻ってからは、より周囲とのコミュニケーションを大事にし、他の人から協力を頼まれた時には率先して手を挙げるようにしています。日々の助け合いの中で、自分の仕事の幅が広がることもありますしね。また、振り返ってみると、自分の周りで働くスタッフの雰囲気も、中国に行く前より良くなっていたように思います。

社員紹介 イメージ
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吹野 三千男

欧州での成功が世界につながる

 現在はロンドンに駐在し、欧州6ヵ国の店舗を運営する本部の商品部で、衣服・雑貨を担当しています。予算編成とその管理、販売計画の立案が基本的な業務です。
 扱う商品や陳列方法は基本的に日本と同じですが、日本と同じものがよく売れるとはかぎりませんし、体型の違いという問題もあります。スタッフの働き方やオペレーションについても、日本の仕組みがそのまま欧州で使えるわけではありません。無印良品は日本でのスタンダードを世界でも実践することを基本としながらも各国の事情に合わせたアレンジは必要なので、そのさじ加減が難しいところですね。
 現状では、無印良品の認知度はまだ数パーセント程度しかありませんが、逆にいえば、MUJIが入り込む余地がまだまだあると感じています。また、欧州からの情報発信は影響力が強いので、欧州での成功がMUJIを世界的なブランドにすることにもつながると思います。そのために、無印良品の魅力をお客様にしっかり伝え、共感していただけるよう、情報発信を効果的にしていこうと考えています。

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目指すは、ゼネラリストにしてスペシャリスト

 これまでのキャリアを振り返ると、さまざまな場所や業務に適応し、その機会ごとに新しいことを吸収し、成長することができたように思います。それが、良品計画で求められる基本的な資質といえるかもしれません。ただ、海外での業務が長くなるにつれ、“これは負けない”という武器を実務ベースで磨きたいと思い始めました。専門性を持っている方は、その人にしかできない仕事を自分で完結できます。僕は、コーディネートはできても完結させる力がまだない。完結できないということは、誰かに頼らなくてはいけないですし、人の手伝いをするにしても半人前です。ゼネラリストにして、スペシャリストであること。それが、これから求められる人材という気がしています。現在担当している衣服・雑貨については、誰かに助けを求められたときに自信を持って応えられるくらい専門性を高めていきたいです。

吹野 三千男
自分を商品に例えたら

植林木ペーパー裏うつりしにくいノート5冊組

実は入社を志望したきっかけが、このノートでした。ワーキングホリデーでオーストラリアにいたとき、ごく普通のノートを売っているお店がなかなか見つからず、ここに無印良品の店舗があればなあとふと思ったんです。普通のものが普通に買える無印良品って、なんて競争力のあるブランドなんだろうと興味を持ちました。また、ノートは人や場所を選ばず役に立ち、商品としても国や地域を問わず堅実に売れる重要なアイテムです。日頃から人の役にたてる存在であるように心がけている僕にとっては、お手本のような商品かもしれませんね。

※掲載内容は取材当時のものです