「人との信頼関係」が僕を成長させ、新たなやりがいへと導いてくれる 「人との信頼関係」が僕を成長させ、新たなやりがいへと導いてくれる

MUJIcom シャポー船橋 店長 永尾 亮(2014年入社) 2014年4月に入社し、無印良品 京阪モールに配属。その後、富山県の2店舗、京都府の1店舗で勤務し、2017年9月からMUJIcom シャポー船橋にて店長として勤務。
永尾 亮

くらしの中の「できない」をなくしたい

 就職活動では、自分の興味のあることを仕事にしたいと考え、学生時代夢中になった旅行関係の企業をメインに志望していましたが、唯一、小売業で応募したのが良品計画でした。高校生のときにポリプロピレンペンケースを使い始めて以来、「シンプルでかっこいい」商品をつくっているという良いイメージがあったからです。さらに、会社説明会で知った「もの八分目」「『これがいい』ではなく『これでいい』」という考え方に感銘を受け、誰かの役に立つ仕事がしたいと考えるようになりました。
 じつは僕の妹は車椅子で生活をしています。普段のくらしの中で思うようにできないことが多く、彼女の身の回りをととのえるには特別な道具を使わなくてはなりません。しかし、僕はもっと身近なもので「できない」をなくせるんじゃないかと考えています。そして、無印良品の一部の商品にユニバーサルデザインが採用されていることにも興味がありました。良品計画なら、障がいを持つ人や高齢者が高価な機器を使わなくても快適にくらせるような、誰もが使いやすいものづくりを実現できるのではないか、という想いをもち、入社を決めました。

社員紹介 イメージ
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永尾 亮

同じ目線で語り、信頼関係を築く

 ものづくりに関わる業務を希望して入社しましたが、新入社員は必ず店舗に配属されます。もともと販売の経験が少なかったこともあり、初めの頃はうまくできないことも多かったですね。多少の壁があっても簡単にはくじけないと決意はしていたものの、「自分には強みがない」と悩んだ時期もありました。
 そうした状況を乗り越えられたのは、周囲のサポートがあったからです。悩んでいると、同僚はもちろん、先輩や店長、ときには他店の店長が声をかけてくれることもありました。それも決して上から目線ではなく、「こういう理由があるから、こうしたらいいかもしれない」というアドバイスで、ちゃんと自分で考える余地を残してくれるのです。そうした言葉のひとつひとつがありがたかったですし、声をかけてもらえるだけでも「見守ってくれている人がいる」と勇気づけられました。
 その後、次第に店舗業務にも慣れ、入社2年後には店長代行になり、3年半ほど経った2017年にはMUJIcomシャポー船橋で店長を任されることになりました。職位が上がるにつれ、スタッフとの距離感が生まれてしまう感覚があったため、「同じ目線で語り、信頼関係を築く」ことの大切さは、より強く意識するようになっていきました。

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経験を糧に、興味を広げていきたい

 現在勤務するMUJIcomシャポー船橋は、駅近の小型店で、日常的に使う商品にギュッと的を絞った形態。それまでの経験から「まずはスタッフと信頼関係を築こう」と決めていました。店長としての自分はまだまだ未熟で、忙しいときには余裕がない対応をスタッフにしてしまうこともありますが、後で必ず謝りに行きます。自分に非があることは素直に認め、自分の状況や弱さもさらけ出すようにしています。また、周りにどんどん責任ある仕事を任せるようにしていて、すると僕が気づかない視点からアドバイスをくれるなど、逆に教えられることも多くありました。率直なコミュニケーションを心がけ信頼関係を築くことで、今では周りに支えられているという実感があります。
 先日、「くらしの編集学校」という研修に参加し、地域創生に取り組む人々と交流しました。そこで、人や情報をつなぐなど、物を提供する以外でも、無印良品として世の中の役に立てる場があることを感じました。これからは、店舗で生活者の声を聴き、人と人のつながりから世の中の課題を見出し、無印良品にできることはなんだろうと考えることが必要だなと。それは入社時に思い描いた「ハンディキャップを持つ人の役に立ちたい」という想いとリンクする部分もあるように感じます。
 入社から現在に至るまで、さまざまな経験が自分を成長させてくれました。「良品計画=くらしを考える企業」と考えれば、ものづくり以外でも、僕が役に立てる可能性はまだまだ無限にあるはずです。これからも興味関心を広げ、自分の可能性を模索していきたいと思っています。

永尾 亮
自分を商品に例えたら

イタリア産ヌメ革名刺・カードケース

初めて配属された無印良品 京阪モールで購入し、入社以来ずっと使っている相棒のような存在です。ヌメ革は、水分を吸収してシミになってしまいますが、それが味にもなる。新しい意見や情報をとにかく吸収し、自分なりのよさにしていけるところが、自分と似ている気がします。

※組織名称・掲載内容は取材当時のものです