良品計画カルチャーデッキ

良品計画とはどういう会社なのか。
ここでは、良品計画で大切にしている思想や働き方について紹介します。

1人と社会の「役に立つ」

「豊か」ではなく「感じ良いくらし」を

「豊か」かどうか。日常の中で頻繁に使われる言葉であり、日本人にとっての“幸福”の1つのモノサシです。「豊か」に連想される“便利さ”や“効率性”が、わたしたちの暮らしの中で重視されてきているのも事実でしょう。しかし、良品計画が大切にしたいのは、「豊か」ではなく「感じ良いくらし」かどうか。「豊か」という言葉には、精神的なものよりも物質的なものに重きが置かれているようなイメージがあります。もちろんそれらも大切ですが、わたしたちは、豊かさや便利さを追求した結果薄れてしまった人間本来の生活や、生きる喜び、美しさといったものに目を向け、便利な機械やシステムに依存しない、自律的な生活を取り戻したいと思っています。

『感じ良いくらし』の実現

これからの社会はどうあるべきか

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始まりは、消費社会へのアンチテーゼ

無印良品は、1980年に消費社会へのアンチテーゼとして生まれました。バブル真っ盛りの当時の日本は、資本の論理が優先されすべてのモノが消費の対象として見られていた時代。モノそのものの価値ではなく“買う”という行為自体が重視されていました。しかし、そういったことが本当に消費者にとっていいことなのかどうか、わたしたちは疑問でした。利益や嗜好性、記号としてのブランド品を求めるのではなく、世界を見渡した上で、自分が本当に求めているものは何なのかを見極め利己を制御していくことができないか。そうして生まれたのが「無印」という概念でした。そんな無印良品の価値観の一つに、「『これがいい』ではなく、『これでいい』」という思想があります。「これでいい」という言葉には消費者の不満や諦めが含まれた言葉に感じる方もいるかもしれませんが、良品計画ではこの「で」の質を上げ、自信に満ちた「これでいい」を提案したいと考えています。
2100年、人口は100億人を超えると言われています。人々が自らの欲求を際限なく満たそうとしたら、様々な問題が起こってくるでしょう。だからこそわたしたちは、生活の無駄をなくし本質を追求したもの作りをするということで、人々の心の豊かさと地球の資源を守っていきたいと思っているのです。

無印良品からのメッセージ

水のようでありたい

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大戦略は「役に立つ」

「感じ良いくらし」を実現するために、わたしたちは大戦略を持っています。それは、人と社会の「役に立つ」ということ。もちろん企業ですから利益も大切ですが、一番上にあるのは大戦略です。今では店舗は国内と海外合わせて1,000店舗ほど展開していますが、会社の利益や店舗数は、あくまでもたくさんの人の暮らしの役に立つことができた結果だと思っています。
良品計画と言えば「無印良品」のイメージが強いですが、それ以外にもたくさんの取り組みをしています。店舗はもちろんですが、店舗以外の場所でも「役に立つ」方法を考え続けています。例えば千葉県鴨川市の棚田での取り組み。「高齢者と後継者不在のためこのままでは棚田が消えてしまう。助けてもらえませんか。」という1通のメールをきっかけに、「鴨川里山トラスト」という農業体験イベントを企画しました。東京近郊に住んでいる無印良品のお客様にお声がけをし、田植えや田の草取り、稲刈り、収穫祭に参加いただく場を提供することで、良品計画なりの「役に立つ」を実現しました。その他にも、中山間地の買い物支援として直江津(新潟県)や酒田(山形県)ではじめた移動販売バス、団地コミュニティの再生(光が丘ゆりの木商店街/東京都板橋区)、廃校跡地を活用した産業振興・地域コミュニティ活性化の取り組み(千葉県大多喜町)など、「役に立つ」を合言葉にわたしたちは様々なことに取り組んでいます。「役に立つ」に答えはありません。だからこそ、人や社会に対して、何ができるのか、自分たちの頭を使って考えて続けているのです。

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2すべての起点は店舗にある

店舗を、地域のプラットフォームに

どんな場所も誰かにとっての地元です。東京もニューヨークもパリも、そこに帰る人は必ずいます。では、そんな大切な場所、”地元”に対して何ができるのか。どうしたら役に立てるのか。わたしたちが出した答えの一つが、“個店経営”という店舗の在り方です。国内外の約1,000店舗、各店舗の店長一人ひとりがその土地の人々にとっての貢献の形を自ら考え実行し、地域の方々と一緒になって活性化に取り組んでいきます。店舗はその土地の人と人をつなげるプラットフォームであり、店長はそれらを推進していく役割を担っているのです。こう言うと店舗や店長がその地域の主役のように見えますが、主役は地域の人々。どんなに良いアイデアや企画でも、その地域にとってはふさわしくないものもあります。わたしたちのやりたいことを押し付けるのではなく、地元企業や自治体、教育機関、様々な立場の方々をつなぐゆるやかな地域組合として良品計画が介在し、地域社会に巻き込まれていく。それが、良品計画が目指す世界であり、店舗と店長に求められることだと思っています。

プロジェクトストーリー

地域の課題に向き合う

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キャリアのスタートは店舗から

良品計画は、会社の一番上に大戦略「役に立つ」という思想がある会社です。そしてその思想というものが最も体現されているのが店舗であると考えています。地域のくらしの「役に立つ」アイデアや考えは、現場で実行されることで初めて現実になるのです。店舗は、無印良品の原点とも言えるのです。だからこそ、新卒で良品計画へ入社する方は、まずは店舗社員としてキャリアをスタートします。店舗で働く上で求められる販売や接客の基礎はもちろん、良品計画が大切にしている“人と社会の役に立つ”ために必要な考え方や地域とのかかわり方について学ぶことができる重要なキャリアです。
配属店舗は全国各地。国内だけでも約500の店舗があり、土地によって店舗に求められることやステークホルダーが異なるので、店舗ごとの違いを体感しながら働くことができます。店舗社員として経験を積んだ後は、店長として店舗を運営していくために必要な知識を学んでいきます。
経営者として店舗の売上を管理し、スタッフ全員にとっての働きがいのある組織作りの他、店舗が土着化すること、すなわち地域住民同士が交流しつながるプラットフォームとなることを目指し、その地域に密着した店舗作りや課題解決により一層向き合っていきます。良品計画では、入社年度や経験に関わらず意欲のある方にポジションを与える風土があります。社内には、入社2年目で店長として活躍している人もいます。一般的には若手ですが、一経営者として、日々地域の課題に向き合っています。

どこへ行ってもベースにあるのは店舗での経験

良品計画には、店舗以外にも店舗やMUJI passportを通じて情報を発信するなどお客様とのコミュニケーションを考える部署、衣服・雑貨や生活雑貨、食品のものづくりや商品管理を行う部署、会社全体に関わるシステム基盤の確立や経理財務、物流網の構築などといった、会社・店舗の運営をサポートする部署など、役割に応じて多様な部署があります。部署によってはプロフェッショナルなスキルや経験が求められる場面ももちろんありますが、ベースにあるのは店舗での経験。どんな売場だとお客様は商品を買ってくれるのか、来店時お客様はどんなことを気にするのか。どんな議論よりも、実際に店舗で接客をしたからこそ気づく視点や発見が商品開発や売場作りのヒントになることがたくさんあるのです。
また、良品計画では店舗と本部の関係について2001年に大きな意識改革をしました。それまで、店舗とは本部が決めたことを実行する場でした。しかし、良品計画にとっての主役は店舗。だからこそ、「感じ良いくらし」をお客様に提案するために自律的に考え主体的に行動していくのが店舗であり、本部はそれをサポートする役割である、というような意識に変えたのです。小売業のなかには店舗は本部の指示に従ってうごくものというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが良品計画はどんな時も起点になるのは店舗だと思っています。

3良品計画は人と思想でできている

共通の指針があるから、同じ方向を向ける

企業とは働く人の集まりです。だからこそ、本当の意味で会社を成長させるのは、売上でも優れた戦略でもなく「その会社で働く人」だと思います。働く一人ひとりの意志や力が掛け合わさり、企業としての力を発揮するのです。しかし、多様な価値観を持った個人が好き勝手に働いてしまうと、企業としての力は逆に弱まってしまう可能性があります。だからこそ良品計画では、社員に会社としての理念を共有することをとても大切にしています。
また、無印良品の理想、良品計画の目標として「幸福→仕事→風土→目標→幸福…」という独自のサイクルを大切にしています。「幸福」とは働く仲間の永続的な幸せを指し、「仕事」とは「人と社会の役に立つ」という無印良品の大戦略を具現化し続け、お客様の期待を超えることです。思想を追求し続けることで風通しのいい「風土」をつくります。世界レベルの高収益企業になるという「目標」を掲げていますが、売り上げや利益というものは、あくまでも「幸福」や「仕事」、「風土」を追求した結果としての指標だと思っているので、サイクルの最後に位置づけています。会社として利益を生み出すのはもちろんのこと、永く地域の方々から必要とされる店舗・会社として、自分たちの幸福や企業の思想について働く一人ひとりが腹落ちするまで真剣に向き合うこと。「なぜ」を追求するこの姿勢こそ、多様な個々人が企業としての大きな力になる源泉だと思っています。

企業理念

人のために働くことは、人生最高の暇つぶし

「人間も会社も、どうせいつかは死んじゃう」良品計画代表取締役会長である金井が2018年に出版した『MUJIが生まれる「思考」と「言葉」』という本の中で書いた言葉です。人生100年時代と言われる時代、わたしたちは死ぬまでの長い間を、いろんな暇つぶしをしながら生きています。もちろん仕事もその1つ。そんな中で良品計画が思うのは、「どうせ暇つぶしの仕事なら、誰かの役に立つことを楽しくやろう」ということ。「生きる」と「働く」の境界線がどんどん無くなっていく世の中で、いつまでも大切にしていたいと思う考えです。だからこそ良品計画で働く一人ひとりには、会社として目指すことを大切にしつつも、その中で自分が本当にやりたいと思ったことに夢中になれる環境を用意していたいと思っています。例えば、良品計画で働く人の中には、30代後半で未経験の分野での仕事にチャレンジする人、部長を経験した後、英会話スキルがほとんどない中で海外でのキャリアをスタートさせる人など、未経験でも様々なことに挑戦している人がいます。年齢や性別、キャリアに捉われず、色んなことに挑戦・失敗する場をたくさん提供することで、働く個人にとって最高の人生の暇つぶしを提供したいと思っています。成熟している企業に思われがちですが、ベンチャー気質を忘れず、いつまでも明るく元気な中小企業だと自分たちは思っています。

イベントレポート

MUJI BUSINESS CAMP WEEK

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門戸は広く、多様性が思想を育む

わたしたち良品計画は製造小売業の会社です。商いを通して、人と社会の役に立ちたいと思っています。ですが、その事業形態は決して小売業という枠だけに留まらないとも思っています。小売業というと販売や商品開発のイメージですが、そういう枠に捉われず、「役に立つ」を合言葉に色んなことに挑戦していきます。「良品計画は人と思想でできている」。これは社内でよく言われている言葉ですが、社会でさまざまな課題が多様化するなかで、これまで以上にこの言葉を意識していく必要があるのではないでしょうか。だからこそ、採用も変えます。これまでの“新卒”の枠を外し、29歳までの応募を受け付けます。留学、就職、起業、世界一周。多様なバックグラウンドと選択肢を持った方たちと一緒に、新たな挑戦をし続けたいと思っています。この取り組みがみなさんの可能性を広げ、良品計画の思想を育むと信じています。私たちと一緒に、無印良品の思想を世界に広げ、感じ良いくらし・社会を実現する強い意志と行動力をもった仲間をお待ちしています。

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