エリアマネージャーとしては、これまで北陸と埼玉・千葉・茨城地域を担当し、現在は東京エリアを担当しています。エリアマネージャーの業務内容を大きく分けると、管轄しているエリアにおける運営マネジメントと、エリア内の店舗開発にたずさわる業務の二つになります。月曜から火曜は東京の池袋にある本部に出社し、水曜から金曜は店舗開発の業務が主軸となる日が多いので、各所で商談を行いながら管轄エリアの店舗を訪れるのが一週間の流れとなっています。 エリアマネージャーに就任する以前は、関東のさまざまな店舗で店長を経験していました。横浜の店舗に着任していたとき、店舗の事業戦略を立案して発表する機会をいただくことがありました。それまでは売上さえ上げれば良いという感覚で働いていたのですが、これが中長期的な視野を持ちながら店舗の経営について考えるきっかけになり、今もエリアマネージャーとして管轄エリアの経営について考えるときの材料になっています。また店長として店舗を異動するごとに出店先のテナントの方から求められるハードルが上がるのを感じていましたが、そのときの経験も現在、商談を行う上で生かされているように感じます。
エリアマネージャーとしての業務に店舗開発が加わったのは2020年頃からなのですが、業務を行う上で新たに求められることが多かったです。まず必要とされたのが、店舗をつくる上で取り交わされる契約に関する知識。今まで店舗開発に関する業務は別部署が専門的に行っていたので、それに関する知識を学ぶ必要がありました。加えて求められたのが、商談における社外の方とのコミュニケーションスキルです。スキルを習得するために商談術の本を読んだりしてみたものの、結局はテクニックよりも経験がものを言う分野だと感じ、店舗開発をする上でサポートをいただいている方々との商談にできる限り参加するようにしました。最初の半年間は商談に参加しながら、言い回しや話の進め方といったスキルを少しずつ自分のものにしていくことを、ひたすら繰り返していく日々でした。
そんな中、増床リニューアルで関わった店舗がオープンするタイミングがありました。オープン後に店舗を訪れたところ、その店舗の店長からリニューアルに対するポジティブな感想をもらったんです。自分が商談を行い提案してきたものが実現された様子を、自分の目で見ることができたということが私にとっては大きな経験で、働く上でのモチベーションにつながりました。
これまで販売部以外の部署に所属をしたことがないのですが、最近思っているのが「せっかくここまで来たのだから、販売部の仕事を極めてみたい」ということです。第二創業を迎え、より一人ひとりの店長が経営者として活動することが求められています。各店舗が各地域の役に立ちながら収益を獲得しているというのが理想の状況で、この状況を実現できるように、エリアマネージャーとして店長たちを導くスキルを習得するのが、販売部の仕事を極める上でのゴールだと考えています。社外でも通用するレベルのスキルを3年以内に習得したいと思っているので、あらゆることに挑戦していきたいです。
また、2006年に入社してから15年以上が経っているのですが、これまでお世話になった方々や一緒に働いてきたメンバーに恩返しをする段階になったようにも感じています。かつて、私が新任店長として着任したときに一緒に働いたスタッフの方がいる店舗のエリアマネージャーになる経験をしたことがあります。「不慣れな店長のもと、よく働いてくれたな…」と感謝の思いでいっぱいになり、「店舗のために私ができることはないか」という気持ちになりました。そんな恩返しをしたいという思いも、現在の仕事をする上でのモチベーションのひとつになりつつあります。
その名の通りとても書きやすくて、入社してから100本以上は使ってきた愛用品です。リフィルは、普段は引き出しに陳列されていてそれほど目立たないのですが、実用的な商品。私も、表からは見えない業務が多いのですが、芯のところで店舗運営や周りのスタッフの役に立てればいいなと思い、この商品を選びました。
※組織名称は2021年9月1日のもので掲載しています。